bonzai@tokyo.Report 2000-12


12月1日、くもりときどき晴

新潟のセレクトショップ『クライム』の布川さんから写真のスピーカーが届いたのは先月の始め頃。倉科のカスタムペイント待ち(なかなか始らないぞぅ)の間にさっそく試聴してみている。
BLUEROOMという英国の主に業務用のスピーカーシステムを手掛けているメーカーの、このコンシューマー用モデルMINIPODは全高36センチ。ご覧のような雪だるまさんエンクロジャーでとてもかわいいし。ユニットはB&W製の11センチ、逆ドーム型トゥイーターの2ウエイバスレフ型。もちろんシングルワイヤリング。能率はさほどは良くないかも。
ユニークな匡体はあの巻貝の形をしたハイエンドスピーカーB&Wオリジナルノーチラスと同一のルーツを持つらしい。倉科はノーチラスは俺が塗るしかない!と言っているが…。なにぶん500万円するので二の足を踏んでいる。
ミニパッドちゃんはサクッとダンボールの中でエアボックスに包まれていた。当社のリファレンス・スピーカー?往年のYAMAHA NS890と入れ替えてみた。寝起きが悪いほうではなく(もっともこのサイズなので)三時間もすると下(低域)が出てきた。サイズを超える下だなとその時は思っていたが…。
本格的に聞いたのは後日、J-WAVEではなくCDを聞いたみた時のことだった。なんとこのスピーカーはちゃんと音場があるのだ。音場とは簡単に言ってしまえば演奏者の演奏場所、つまりステージの再現のことだ。ばくは自宅でWilsonAudioという米のメーカーのCUBというスピーカーを使っているが、このスピーカーを使いこなし音場を出すのに一年以上もかかってしまった。それが単純に何もしないうちからこのスピーカーの能力内ではあるが、実にしっかりとした音場感あふれる音が出たのには感動したというかあっけにとられた。
CDアンプがLINNのCLASSIK-RED、チャッピ−モデル(写真下)で、帯域を欲張らず音楽の一番おいしい部分だけを抽出することに長けたCDアンプなのでスピーカーとの相性もすこぶる良い感じ。つまりCDアンプが中域に比重を置いた良心的な音楽のつくり、それに加えてこのブルールームのスピーカーはもちろん中域を中心にフルレンジのようなつながりの良さで鳴る。それに加えて音場感溢れる鳴りっぷりをするので実に痒いところに手が届いたようなサウンドが得られる。
決してこのシステムだとハイファイ調にはならないし、実に不快音がなく聞き疲れなしない(スピーカーから演奏者や楽器がこちらに跳んでこない)。でもピアノにはコンサートグランド感が出るし、オーケストラは広々したステージを再現し、ボーカルはちょっと大き目だがちゃんとセンターに定位し実存感があり、ジャズものなんかはみょーなライブ感があってバーチャルしていたりするから楽しい。十分なるホログラフィックをおいしい帯域だけで過不足なく味わえるのだ!ちなみに事務所ではCLASSIKにPADの電源ケーブル、コロッサスは使用しているが、その他はLINNのベーシックなものを使っている。もちろんアースは落としていないのだが。
事務所を訪ねたオーディオ仲間で、銀箱CDプレーヤー!あのリンCD-12のオーナー小池氏、アーテミスのEOSに陰影をつけた演奏をさせる伊藤氏、家ではマーリン、事務所ではクオード57!を鳴らす菅原氏、これからイクかも!の鈴木氏をみごとにノックダウンさせたこともこのスピーカーの実力は証明できたと思う。さて、ウエブオーダーでのこのミニポッドの価格は280ドル!しかもシースルー・モデルも加わった!

これが噂の通称『チャッピークラシック』LINN CLASSK-RED。お腹の部分にヨハン・セバスチャッピーとバンザイベアーがプリントされている!

New YorkのMOMAショップで買ったSCARY STORIESというフリースで出来たぬいぐるみ。レジの黒人の女の子はNice On〜e!とぼくにウインクした。@立沢

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